海上都市のすすめ
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緑豊かな『南港ポートタウン』がある大阪の人工島・咲洲【2023年3月更新】
ノーカーゾーンで守られた、緑豊かな『南港ポートタウン』
大阪湾淀川河口のベイエリアには「咲洲」「舞洲」「夢洲」の3つの人工島があります。その中でも、最初に埋め立てられた咲洲は大阪市住之江区にあり、総面積は約1,045ヘクタールと最も大きい人工島です。咲洲の中央には昭和52年に街開きされた『南港ポートタウン』という大きなニュータウンがあります。
『南港ポートタウン』には高層住宅や教育施設、公園などが配置されており、居住エリアは「緑のまち」「海のまち」「太陽のまち」「花のまち」という愛称がついた4ブロックに区分され、約1万戸の住宅が供給されています。教育に関しては、大阪市住之江区が2015年に策定した「咲洲ウェルネスタウン計画」により、先進的教育の一環として新たな学校の開校が進められており、e-ラーニングや国際的な教育プログラムを取り入れたりと、新しい取り組みが導入されています。
また際立って特徴的なのが、エリア内への車両の通行を原則禁止する「ノーカーゾーン」の設定。全国でも珍しい交通政策で、騒音や排ガスといった公害問題はもちろんのこと、交通事故から住民を守り、静かで緑豊かな街づくりも目的としています。現在は住民の高齢化に伴い一部規制が緩和されていますが、ノーカーゾーンの設定により周辺道路に比べてエリア内の通行車両が少なく、また積極的な緑化とともに良好な住環境が形成されているのが特徴です。
2025年大阪・関西万博開催による大阪ベイエリアの再開発
咲洲は2019年6月に国際展示場「インテックス大阪」で20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開催されたことで大きな注目を集めましたが、大阪ベイエリアは長年、“負の遺産”というイメージがありました。
1980年代のバブル期に「咲洲」「舞洲」「夢洲」の埋め立て地にオフィスや研究所を集積させて副都心にする「テクノポート大阪」計画が立案され、その後大型施設が多く建設されました。しかし、多くの施設が経営に行き詰まり、計画が頓挫した経緯があり、“負の遺産”としてのイメージがついたのですが、2019年のG20サミット、さらに咲洲の対岸にある夢洲が2025年大阪・関西万博の開催地に決まるなど、開発が停滞していた大阪ベイエリアに変化が現れ始めました。地下鉄中央線の延伸が決まり、万博開催決定を受けて咲洲では約8年ぶりに新築マンションの分譲が開始するなど、今後の発展に注目が集まるエリアです。
咲洲コスモスクエア地区(2023年3月24日追加記事)
『コスモスクエア地区』は、地下鉄中央線コスモスクエア駅を中心とする、咲洲の北西側一帯のエリアのこと。2025年に関西・大阪万博が開催される夢洲とは海底トンネルでつながっており、新たな国際観光拠点としても期待されています。
コスモスクエア地区は、現在、「にぎわい創出ゾーン」、「ビジネス創造・情報発信ゾーン」、「研究開発・教育・研修ゾーン」の大きく3つのゾーンに分けられています。国際交流・交易機能や高度研究機能、先端技術開発機能・研修機能の強化とともに、生活利便機能を高め、魅力的な複合市街地としてのまちづくり・再開発が積極的に行われている地区です。
・咲洲キャナル
総延長1.6kmの人工運河。運河の両側には、遊歩道が整備されており、散歩にぴったりです。海水を引いているため、クラゲが姿を見せることもあります。
・コスモスクエア海浜緑地(シーサイドコスモ)
芝生広場やボードウォークなどの施設がある、地域の憩いの場。一部の区域は、釣り解放区となっており、釣り人にも人気のスポットです。
・インテックス大阪
国際見本市や展示会、フェスティバル、コンサート、パーティーなど多種多様なイベントが1年を通して開催されている、国内最大級の国際展示場です。
・大阪府咲洲庁舎(コスモタワー)
大阪ベイエリアのランドマークとしてそびえ立つ、地上55階・地下3階建ての超高層ビル。地上252mの展望台は、夜景はもちろん、初日の出を見られるスポットとしても有名です。
・ATC(アジアトレードセンター)
‘買う・食べる・見る・遊ぶ’何でもできる大型複合施設。大型展示場、アメニティ施設、インターナショナル・トレードマート (ITM)、アウトレットモール、ビジネスサポート施設、オフィスなどで構成されています。